
Mac OS Xのターミナルに色を追加する
Mac OS Xのターミナルにカラー化されたls出力を追加すると、コマンドラインの操作が少し楽になります。これにより、ディレクトリ、ファイル、実行ファイル、シンボリックリンクなど、さまざまな項目が異なる色で表示されます。
Mac OS Xターミナルで「ls」コマンドの出力に色を追加する方法
ダークターミナルとライトターミナルの両方でカスタマイズ可能なカラー出力設定について説明します。コマンドラインで「ls -G」と入力すると、カラーのls出力のプレビューが表示されます。ただし、ls -Gによるプレビューはターミナルのカラー設定に依存し、必ずしも以下のスクリーンショットに示されている色を反映するとは限りません。
- ターミナルを開いて次のように入力します: ナノ .bash_profile
- 矢印キーを使用してドキュメントの下部に移動し、端末の外観に応じて、以下のテキスト ブロックのいずれかを貼り付けます (詳細なカスタマイズについては、以下の man エントリを参照してください)。
ダークターミナルテーマの色:
export CLICOLOR=1
export LSCOLORS=GxFxCxDxBxegedabagaced
ライトターミナルテーマの色:
export CLICOLOR=1
export LSCOLORS=ExFxBxDxCxegedabagacad
- 文字列を .bash_profile に貼り付けた後、nano で次のようになっていることを確認します。
- Ctrl+Oを押して保存し、新しいターミナルウィンドウを開きます。
- 「ls」または「ls -la」と入力して、カラー化された出力を確認します。
オプションとして、.bash_profile にエイリアスを作成して、ls を ls -GFh のようなものにリンクすることもできます。これは次のようになります。
alias ls='ls -GFh'
この方法は、Mac OS X 10.6、OS X 10.7、OS X 10.8以降で、bashシェルを使用している限り動作します。使用しているシェルがわからない場合は、ターミナルウィンドウのタイトルバーで「bash」を検索するか、次のコマンドで確認できます。
echo $SHELL
出力は、bash の場合は「/bin/bash」、そうでない場合は他のものになります。
ターミナル ウィンドウの外観を即座に変更したり、ターミナルの壁紙を変更したりできることも忘れないでください。
LSCOLORS を手動でカスタマイズする
上記のカラー設定が満足できない場合は、お好みの色に設定できます。LSCOLORS のマニュアルページはこちらです。試してみるのも良いでしょう。デフォルトは「exfxcxdxbxegedabagacad」ですが、.bash_profile のカラーエントリをクリアすることで、見苦しいカラーの組み合わせも削除されます。
LSCOLORS この変数の値は、 CLICOLOR
で色が有効になっている場合に、どの属性にどの色を使用するかを指定します
。この文字列はfb形式のペアの連結で
、fは前景色、bは
背景色です。色の指定は次のとおりです。
a 黒
b 赤
c 緑
d 茶色
e 青
f マゼンタ
g シアン
h ライトグレー
A 太字の黒。通常はダークグレーとして表示されます
B 太字の赤
C 太字の緑
D 太字の茶色。通常は黄色として表示されます
E 太字の青
F 太字のマゼンタ
G 太字のシアン
H 太字のライトグレー。明るい白のように見えます
x デフォルトの前景または背景上記はANSI標準カラーです。実際の表示は、使用している端末
のカラー機能によって異なる場合があります。属性の順序は次のとおりです。
1. ディレクトリ
2. シンボリックリンク
3. ソケット
4. パイプ
5. 実行ファイル
6. ブロック特殊
7. 文字特殊
8. setuid ビットが設定された実行ファイル
9. setgid ビットが設定された実行
ファイル 10. スティッキービットが設定された、他のユーザーが書き込み可能なディレクトリ
11. スティッキー
ビットが設定されていない、他のユーザーが書き込み可能なディレクトリデフォルトは「exfxcxdxbxegedabagacad」です。つまり、
通常のディレクトリの場合は前景色が青、背景がデフォルト、
setuid 実行ファイルの場合は前景色が黒、背景が赤
などになります。