
hdiutil を使って DMG イメージを ISO に簡単に変換する方法
DMGファイルをISOファイルに変換したいと思ったことがあるなら、OS Xの全バージョンにバンドルされているhdiutilという便利なコマンドラインユーティリティをぜひお試しください。このユーティリティは様々な用途で役立ちますが、DMGファイルをISOファイルに変換する主な理由の一つは互換性です。Macに書き込み可能なメディアドライブが搭載されていない、処理速度が遅い、あるいはMacでDMGファイルではなくPCからISOファイルを作成したり書き込んだりしたい理由は様々でしょう。
DMG ファイルを ISO に変換すると謳うシェアウェア アプリをダウンロードする必要はありません。以下に概説する hdiutil コマンドを使用して、Mac OS X のコマンド ラインから直接無料で実行できます。
ターミナルに入力する構文は次のとおりです。
hdiutil convert imagefile.dmg -format UDTO -o imagefile.iso
これにより、実際には現在のディレクトリに imagefile.iso.cdr というファイルが作成されますが、イメージ ファイルを適切なパスとターゲットの宛先に置き換えることができます。次に例を示します。
hdiutil convert ~/Downloads/Installer.dmg -format UDTO -o ~/Desktop/Installer.iso
出力には iso ファイルに '.cdr' 拡張子が含まれていることに気付くかもしれませんが、これを .iso に変更する必要があります。これは、次のように mv コマンドで簡単に実行できます。
mv imagefile.iso.cdr imagefile.iso
これで完了です。DMG イメージ ファイルは ISO となり、適切なハードウェアを備えた Mac や PC でコピー、書き込み、使用できるようになります。
ちなみに、コマンドラインをあまり使わない場合は、すべてのバージョンの OS X およびすべての Mac にバンドルされている GUI アプリであるディスクユーティリティを使用して、cdr、dmg、iso からディスクイメージの変換を実行できます。